Mr.ウェザリングカラーにフィルタリング専用色のカテゴリ「フィルタ・リキッド」が新たにラインアップ
基本色を塗装した上に本塗料を塗布することで、作品の色調に深みを増し、リアリティを演出します。
<WC09 シェードブルー>
陰影といえば黒というイメージがありますが、絵画を描くときは、黒より青色をよく使います。
この解釈で調色されたのが本色で、窪みや入り隅に流すと、濁りのない自然な陰影を再現することができます。
本色にマルチブラックを少量混ぜれば、黒より深いシェード色になり、
最暗部に流せばモールドを引き締め色調のメリハリを付けにも効果的。
また本色はグレーやグリーン系の車体色との相性もよく、薄く被せるだけで色の変化を簡単に演出できます。
<WC10 スポットイエロー>
鮮やかな色味の本色は、緑系の基本色の上から薄く塗り重ねると、色調を変えることができます。
特に凸部に塗り重ねて黄緑色に変化させれば、凸部のパーツが際立ちディテールの情報量が増えて密度が高まります。
またベージュ系の彩度を上げる(鮮やかな色味の変える)効果もあるので、
ダークイエローや現用車両のサンドベージュに塗ると仕上りを明るい印象に持っていけます。
<WC11 レイヤーバイオレット>
初めて見ると、ビビッドでキツい印象を受ける本色ですが、
下地色を選ばずにシェードや色調変化を付けることができる汎用性の高い塗料です。
緑色に対して補色となる本色をシェード部分に薄く塗ればコントラストが強まり陰影が際立ちます。
本色はグリーンやグレーといった濃い色との相性は良く、塗布することで単調さの防止に効果的です。
またサンドやベージュ系にもよく馴染み、4色の中で最も塗り重ねた時の効果を感じることができるでしょう。
<WC12 フェイスグリーン>
緑系の色でカラーモジュレーションを施したときに、明暗がキツく付き過ぎたような時は、
本色を薄く塗布することでクドみが抑えられて色を落ち着かせる効果があります。
本色はその他にも、グレーの陰(シェード)部に塗ると色味に変化がついて単調さを和らげることができます。
またジオラマの道やコンクリート壁に塗ると、付着したコケを再現することも。
部分的にフィルタリングイエローを重ね塗ればコケの青味が際立って雰囲気が増します。
全てのカラーには溶媒と顔料の分離・沈殿対策として、瓶内に金属球が入っています。
蓋を閉じたまま攪拌できるようになっていてとても便利です。
*筆は付属しません、別途ご用意ください。
別途、
ウェザリングカラー専用のうすめ液をご使用になることで、
ウェザリングカラーの拭き取りや、粘度調整、洗浄にご利用いただけます。